ブックタイトルANZEN 2016 大商談会 新装刊

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概要

ANZEN 2016 大商談会 新装刊

プロの目で確かな点検を!リフト一般社団法人日本自動車機械工具協会の集計によると、2015年に発生したリフト事故は19件。約4年ぶりの減少とはなったものの依然として危険な事故が相次ぎ、死亡者も報告されています。事故発生推定原因は、「取扱不良」が11件、「点検不履行」が9件。事故を未然に防ぐためには正しい取扱と定期的なメンテナンスが必要です。点検資格者による確かな点検で、トラブルを早期発見し、事故を防ぎましょう。safety安全リフト事故発生推定原因(2010年~2015年)■取扱不良■点検不履行■その他19151313117 6673111152010年119312 011年2012年2013年2014年2015年※複合要因を含む為、事故発生件数の全体数と各項目の数値は異なります。ご使用の機器はこうなっていませんか?交換はお早めに!作動油●1新品のリフト作動油●1●2●3●2劣化した作動油劣化し酸化したリフト作動油です。●4リフトパッキンの磨耗カスが溜まり黒ずんでしまうこともあります。●3乳化した作動油水の混入により腐り乳化したリフト作動油です。即交換が必要です。●5受台ゴム●4新品の受台ゴム●5損耗した受台ゴム磨耗が激しく下地の鉄製プレートが見えるほど削れています。この状態で使用をすると、車両が滑る恐れがあるため大変危険です。【想定される不具合と対策】作動油の劣化がパッキンの損耗を促し、自然降下を引き起こす可能性があります。リフト作動油は油圧を保持するため重要で、その状態は能力に大きく影響を与えます。油圧能力維持のためにも3年おきに交換が必要です。【想定される不具合と対策】リフティングポイントにて車両を受けることができず、落車の恐れがあります。受台ゴムはリフトアップ時の車両を支える部品です。使用過程において「劣化」・「損耗」するため、定期的な交換が必要です。リフトチェーン●6●7●6良好なリフトチェーン●7錆びて固着したチェーン水分や泥の付着により錆が発生したり、長期間の未使用などにより棒状に固着したチェーンです。操作リモコン●8●●8 9落下や衝突などで破損したリモコンです【想定される不具合と対策】固着することで可動範囲が限定されたり、最悪の場合、チェーンが破断し事故に繋がる危険性があります。リフトチェーンは昇降動作に直接関わる重要な部品です。使用過程において伸びなども発生するため、定期的に交換が必要です。通常使用は4年、洗車使用の場合は2年に一度の交換を推奨します。●9【想定される不具合と対策】破損により誤動作や感電を引き起こす恐れがあります。外観は問題ないが、リモコン内部で断線していることもあるため内部の点検も必要です。保守点検□安全装置は正常に作動しているか□油圧ユニット/シリンダーよりオイル漏れがないか□自然降下はしていないかトラブルを未然に防ぐために機器のチェックを行いましょう乗用車用リフト大型車用リフト予防整備□チェーンやワイヤーの劣化による不具合を防ぐための定期的な交換■メーカー推奨交換目安チェーンワイヤー通常4年洗車用2年通常2年洗車用1年保守点検□リフト昇降時は正常に作動し、異音はないか□アタッチメント・受台に変形・磨耗がないか□操作リモコンは正常に作動しているか予防整備□油圧シリンダーなど、油圧経路の劣化を防ぐ定期的なオイルの交換■オイル交換目安時期リフトフロアリフト納入後1年通常3年通常2年23