手洗い洗車の作業を劇的に変えた洗車作業効率化ツールは、発売以来、自動車整備業界をはじめ、SS業界からも多くの引き合いをいただいています。この洗車作業効率化ツールを開発し、製造しているのが岡山県倉敷市に本拠を置く、株式会社本荘興産です。同社では定期的に洗車実演セミナーを開催していますが、今回のANZENニュースはそのセミナーに密着し、洗車作業効率化ツールによる快適な洗車作業の様子をレポートします。
「従来の洗車作業は根性論で実施してきました。ところが人手不足、働き方改革の時代の洗車はそうではいけません」と本荘興産の平井新一社長。洗車作業効率化ツールは作業者の負担の軽減、作業時間短縮、安全性と快適性の向上、そして洗車の有料化、単価アップにフォーカスして開発されました。洗車作業効率化ツールを用いた手洗い洗車は、身体負荷69%軽減、作業時間43%減少との結果が示されています。
| ウォッシュマン・ザ・モップ ニュージーランド産の羊毛を採用し、 クリーミーな泡を実現 |
推奨洗剤 エコシャンプー 天然素材のウールの風合いを保ち、 さらに環境にも配慮した専用シャンプー |
専用シャンプーをウォッシュマン・ザ・モップに注入。羊毛にシャンプーを馴染ませてから洗車を開始
フェンダーやドアは下半身を使い、綱引きのように後退しながら体を動かすと効率的で効果的な洗車が実現(左)
ルーフの洗車も楽々快適に洗車が可能(右)
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| ウォッシュマン・ザ・グローブ 天然ウール素材の三つ指構造 |
ホイールやグリルなど手が 届きにくい箇所の洗浄に最適 |
タイヤ・ホイール4本を5分で洗浄 |
洗車作業の拭き取り・拭き上げは洗車の仕上げとなる重要なポイントです。拭き取り・拭き上げに使用するウォッシュマン・ザ・スイーパーとウォッシュマン・ザ・クロスはANZENとトヨタ自動車、そして本荘興産の3社による共同開発によって商品化しました。これら作業効率化ツールを用いることで身体負荷は62%軽減、作業時間38%の削減が見込めます。
ウォッシュマン・ザ・スイーパー
拭き取り専用ツール。長さ100cmのシャフトで身体に負荷をかけず広範囲に拭き取り
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ウォッシュマン・ザ・クロス
拭き傷を防止するマイクロファイバーと吸水力の高いPVAスポンジを組み合わせたクロス。仕上げの拭き上げ用として使用、
ドアミラーやドア回りなど細部にわたって活躍
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平井社長は定期的に開催するセミナーにおいて、洗車の有料化を提案しています。とりわけ、車検後に無料の手洗い洗車をサービスで実施する整備事業者に対しては「無料だからといって中途半端な洗車をしてもお客様は喜んでくれません。それならば、品質の高い手洗い洗車で是非有料化を!」と訴えます。「ガソリンスタンドが減少する中、洗車の商品化は今がチャンス」とも。本荘興産主催のセミナーの詳細・予約は同社ホームページに記載されています。
https://www.honjyo-k.com/event
なお、洗車作業効率化ツールのトラック用モデル「WASHMAN FOR TRUCK」が10月23日より発売されます。乗用車用も含めて、弊社担当までお問い合わせください。
さらに、10月20日発行の季刊誌「CHARGE VOL.109」では「WASHMAN FOR TRUCK」を特集。また、小型、大型の最新整備工場をご紹介するUSER REPORTも掲載しています。こちらも併せてご覧ください。
https://www.anzen.co.jp/magazine/charge/